かぎ絵描き雑記

日本のひなたで絵を描きながら、絵に関する様々な内容を書き連ねています。主にTwitterへ投稿した内容の転載です。

絵の制作過程:「countess(20231031)」(Twitter:2023/08/04-2023/08/05)

制作中の絵。

一点透視部分の消失点を決めるために、背景の検討へ戻ってみる。
消失点が画面の中央だと、画面に動きが無くなる気がするので、奥行きを感じられるように少し動かす。

Twitter初出:2023/08/04


一点透視部分の消失点を決めて、消失点へ向かう補助線を引く。
二点透視のパース定規を作り、頭身の縮尺を人物のパース定規に合わせた後、消失点を動かして適切な位置を探る。
探すのは「意図に沿った対角線を、頭身の縮尺を変えずに二点透視のパース定規で引ける位置」。

Twitter初出:2023/08/05#01
Twitter初出:2023/08/05#02
Twitter初出:2023/08/05#03
Twitter初出:2023/08/05#04

絵の制作過程:「countess(20231031)」(Twitter:2023/07/30-2023/08/03)

制作中の絵。

試しに、先に作った二点透視のパース定規を使って、床に升目を描き、その対角線を描いてみる。
一点透視で八角形を描くなら、水平線と平行な対角線があるはずだが、描いた線は平行にならない。
つまり、正確に描くなら、必要なパース定規は一点透視ではないと思われる。

Twitter初出:2023/07/30#01
Twitter初出:2023/07/30#02


八角形を描くために必要なパース定規は、厳密に言えば
「片方の消失点が画面内、他方が画面外の極めて遠方に存在する二点透視」
だと思われる。
だが、画面外の消失点が遠すぎて一点透視に近いので、画面内の消失点だけを合わせた一点透視で描いてみる方向で考える。

Twitter初出:2023/07/31


ここまで進めて、
「先に一点透視のパース定規を作り、それに合わせて二点透視のパース定規を作ることはできないか?」
と考える。
というより、おそらく普通はこちらで考えるのだと思う。
人物に頭身を合わせて作った一点透視のパース定規を使って、まず床の升目と対角線を描いてみる。

Twitter初出:2023/08/01


一点透視のパース定規で作った対角線に合わせて、二点透視のパース定規を作り、床の対角線を引いたところ。
ただし、この時点では床の対角線だけを見て消失点を調整している。
高さの縮尺、つまり頭身を人物用のパース定規に合わせていないので、画面の上下端は伸びて見える。

Twitter初出:2023/08/02


二点透視のパース定規を調整して、高さの縮尺、つまり頭身を合わせたところ。
この辺りについて、一点透視の描き方を考える中で、結構前にちょっとした理屈を思いついた。
背景の見え方を綿密に決めた時は、人物の見え方に悩む時間が減るかもしれない。
後日、検証を兼ねて深掘りしたい。

Twitter初出:2023/08/03

絵の制作過程:「countess(20231031)」(Twitter:2023/07/28)

制作中の絵。

壁を八角形にする予定なので、画面と平行な、つまり一点透視のパース定規も必要になる。
背景用のパース定規を追加して、床の目印を描く。
とりあえず消失点は画面の中央にしてみた。
だが、作るべき定規は一点透視ではない可能性がある。

Twitter初出:2023/07/28

雑記:滑らかな色変化と色空間選択について考える(Twitter:2023/07/25-2023/07/27)

彩色における思考を省力化すべく、クリスタでカラーセットを作っているけれど、思い通りのセットを作るのが難しい。
「単純な規則性」「自然な色変化」「白から黒までを繋ぐ」という方針で作っているが、ほぼ必ず、どれかを妥協することになる。

彩度固定で白から黒までを繋ぐならHLS色空間が使いやすいが、輝度50近辺の色変化が不自然になる。
自然な色変化を目指すならHSV色空間が適切なように感じるが、白から黒までを単純な規則で繋ぎにくい。

HLSとHSVの双方で困るのが、薄く柔らかい色の変化。色空間の移動が曲線になる。
HLS色空間なら割と単純な法則で途中までは作れるが、輝度50を境にして値の計算方法が変わるような感じで、白から黒までが繋がらない。
HSV色空間で曲線を描こうとすると、法則が複雑になってしまう。

雑記:現状の画像生成AIを使って発達する力(Twitter:2023/07/24)

画像生成AIを発達させることで発展する要素があるとしたら、「人間がAIへ指示を出す能力」か「AIの性能」のどちらかであって、人間の作画能力とはあまり関係が無いように思う。
前者は他者への伝達能力だし、後者はそもそも人間の能力ではない。

雑記:HSVで色を考えた時に感じる印象(Twitter:2023/07/23)

画面内に置く色について、HSVで明度Vと彩度Sを考える時、「V+S=0」に近い色ほど画面がくすみやすく、「V+S=200」に近い色ほど画面がギラつきやすい、というような印象がある。
「V+S=100」の線が境目だろうか。