かぎ絵描き雑記

日本のひなたで絵を描きながら、絵に関する様々な内容を書き連ねています。主にTwitterへ投稿した内容の転載です。

雑記:現状の画像生成AIに関して覚える違和感から、行為の主体について考える(Twitter:2023/06/07)

現状の画像生成AIによる生成物を「自作」と言うことに、自分は大きな違和感を覚えるが、その理由を考えてみる。
おそらく自分は
「人間とAIが、異なる主体として動いている」
と感じているのだと思う。
出力結果に含まれる思考量を考えた時、AIが人間と対等以上の主体になっていると感じる。

人間が絵を描く時には、構成から描写方法に至るまで、多種大量の思考が必要になる。
だがAIで画像を生成する時は、人間が関与する思考は構成の辺りまでで、それ以降の思考はAIに委ねることになる。
思考の量が減れば、関与が少ない分、帰属性も少なく感じられ、「AIが描いた」という印象が強くなる。