制作中の絵。
時間を空けて見直してみる。
視点が腰のあたりだと、視線が下へ向くというか、画面に安定性が出てしまっているように思える。
今回は不安そうな感じを出したいけれど、それが弱く思えたので、視点の高さを大きく下げてみる。
「遠近感と床の幅が上手く調整できないな」と感じて、試しに一点透視で描いてみる。
これはこれで味がある気もするけれど、なんとなく横幅の広さが出すぎるというか、画面左上が大きな空白のようになり、当初の意図から外れてしまうように思える。
二点透視で遠近感を強調してみたり、視点の高さを少し上げてみたり。
背景の遠近感を強くすると迫力は出るけれど、強め方をうまく調整しないと、画面のまとまりが悪くなる気がする。
人物よりも空間へ意識が向くというか、消失点や背景そのものへ意識が引っ張られる感じ。