かぎ絵描き雑記

日本のひなたで絵を描きながら、絵に関する様々な内容を書き連ねています。主にTwitterへ投稿した内容の転載です。

絵の制作過程:「white(20230531)」(Twitter:2023/04/06-2023/04/12)

制作中の絵。

時間を空けて見直すと、「背景は若干遠近感強めがいいかな」と思えたので、その方向で構成を再開。
人物の頭身配置を考え直す。
当初は一点透視で考えていたけれど、体の向きが画面に対して斜めなので、二点透視で考えるのが正確なのではないかと思い、人物のパースから再検討。

Twitter初出:2023/04/06


以前思いついた「視点の高さが同じなら、背景と人物で消失点の位置が違っても問題なかろう」という考えを再び試す形で、まずは人物の体の向きを割り出し、人物用のパース定規を作り直していく。
片方の消失点が画面内に入ってしまうけれど、たぶん問題ない、はず。

Twitter初出:2023/04/08


消失点や目盛りの大きさを整えた人物用のパース定規に沿って、人物描写の目印に使える線を引く。
床の立ち位置、頭身の目安、2頭身の幅など。

Twitter初出:2023/04/09


画面内の寸法に関する資料を作りつつ、背景の目印になる線を引く。
が、どうにも人物と背景の縮尺が合わない。
最初は奥行きが微妙に合わず、設定の誤差かなと思ったが、高さを描いてみると、明らかにおかしい。
人物の身長が3m以上になってしまう。
原因がわからず悩む。

Twitter初出:2023/04/11


縮尺が合わない原因が判明。
背景の目印を描き始める直前、背景用パース定規の消失点を微調整しており、遠近感が変わっていた。
風景の写真と顔写真を同じ定規で測るようなもの。
「そりゃ、合わないはずだよな」
というわけで、目盛りを全体の基準(人物)に合わせて描き直す。

Twitter初出:2023/04/12