制作中の絵。
衣装として大きなスカートを描く予定だけれど、裾の形がうまく取れず悩む。
「人物用の二点透視パース定規だけでは無理なのか」
「人物の体用に加えて、スカート専用のパース定規が必要なのではないか」
と思い、消失点を人物に合わせた一点透視のパース定規を追加し、目印を描いてみる。
消失点の位置を変えて、スカート用のパース定規を追加。
パースの線だけを表示して比較し、いい塩梅のパースを探る。
パースの直線だけでは勘が掴めないので、実際に円を描いてみる。
だが、どうにも線が構想と合わない。
「消失点の位置が合っていないのかもしれない」
と思い、異なる消失点ごとに円を見てみることにする。
消失点を遠くするほど、構想からどんどん離れていく。特に画面右方向へ間延びする。
直線の目印だけで円の感覚を掴むのは難しいな、と実感。
全体を眺めると、
「円の中心が違うんだな」
と感じる。
人物が着ている服なので、裾の円も当然のように人物を中心にしたが、どうも違う感じ。
「スカートがなびいている時、裾が描く円の中心は、人物の立ち位置から外れている」
「一点透視は、消失点から外れるほど歪んだ見た目になる」
こういう前提を踏まえて、パース定規を作り直してスカートの裾が作る円を考え、さらに背景を調整。