制作中の絵。
必要に応じてパース定規を作り直しながら、人物に最適なパースの位置を探る。
頭身を目安にするので、直立している人物の場合には、体の軸よりも顔の位置を配置の基準にするのがよいかもしれない。
思考の範囲を絞るために、人物のパースだけに集中していたけれど、考えがまとまらなくなってきたので、背景と組み合わせて再検討。
水平線の位置合わせが狂い始めていたように思える。
当初から色々と手を入れたので、改めて印象を掴むために、調整したパースで人物の配置を描き直してみる。
おおよそ合い始めているように見えるが、線画ばかり見ていて、色を塗った時の印象を掴めていない気がしたので、色を置いて検討すべきかと考える。
改めて色を置いてみたところ。
色を塗ることが前提の絵だと、やはり色の有無で印象が結構変わる。
人物の前方は、もう少し中央向きに回転させて、水平線の高さも若干低くしてもよいかもしれない。
とりあえず水平線が決まれば、背景も描く目処が立つ。
水平線の位置を低くして、とりあえずこんな感じでいくか、と見当をつける。
今回は高さが意識されるような方向性の絵にしたいと考えているが、水平線の位置によって足元の描写が変わり、画面の印象に影響するような気がする。
長い時間をかけないと、描写の勘が働かないのが悩みどころ。